「e-プラスター」の加熱試験
「e -プラスター」に調合している潜熱蓄熱材は有機物ですので、 ストーブやコンロなどの熱で簡単に着火することはないのか? 不意の加熱による安全性が気にかかるところです。
そこで10cm辺のプラスターボードに「e -プラスター」を3mm施 工した試験片を作り、ガスバーナーで加熱して表面の変化の様子を 観察してみました。バーナーの炎の先端部分の温度は約1200°Cで、 試験体を1分間加熱した時の様子を以下に掲載します。
加熱後の画像からわかるように、ガスバーナーで1200°Cまで加熱 しても「e -プラスター」に着火は見られず、表面がやや茶色に変色 する程度に抑制されることが確認できました。また、加熱による変 形や亀裂も発生しませんでした。(実験協力:富士川建材工業)
■「加熱実験」のポイント
・1200°Cで加熱しても、着火、変形、ひび割れはない
・「e -プラスター」の発熱量は杉板の15%程度!
(JIS A1321:コーンカロリー試験により弊社実測値)
<「加熱試験」の結果>

加熱開始直後(1200°C)

加熱30秒後の様子

60秒後の様子
e-プラスターの加熱実験(YouTube動画)
室内気候研究所 主席研究員
工学博士 石戸谷 裕二