iWall研究会/ニュース

2017.08.11 「健康のための室内気候講座」Lesson 21を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 21を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 21 空気の質に無頓着すぎませんか?

2017.7.23 千葉市の「住活セミナー」で講演してきました。

千葉good工務店会が主催する住活セミナーで「失敗しない「健康住宅づくり」のために」というテーマの講演をしてきました。大網白里市季美の森にあるS邸を会場としてお借りし、これから住宅づくりを考えているユーザーの皆さんが熱心に聴講してくれました。講演は午前と午後の2部構成で、各60分間のミニセミナーです。

スクリーンショット(2017-07-27 13.49.13).png

千葉good工務店会に参加している企業は、持ち回りで家づくりセミナーを開催。家づくりの第一歩は、実際に建てられた住宅を見てみることだ、と啓蒙活動を展開しています。セミナーは単なる勉強の場としてだけでなく、参加している工務店のこだわりや思い入れのたっぷり詰まった住宅を見学することで、家づくりのパートナーである工務店の特徴を理解するための絶好の機会です。
ネットや雑誌などの情報では知ることのできない質感やVisual Comfort、風通しや陰影、涼しさや温かさなど温熱環境も体感することができます。

スクリーンショット(2017-07-27 13.49.31).png

この日も健康住宅づくりでは欠かせない人間の生物学的な特徴を基に、規則正しい生活習慣づくりと室内環境のリズムの因果関係を科学的な知見を基に解説しました。また、最近見直されてきている「良い睡眠」の重要性についても概説し、睡眠の質を高める工夫についても講演しました。

スクリーンショット(2017-07-27 13.49.42).png

参加者の皆さんもとても熱心に聴講していただき質疑応答の中では、普段はなかなか話題に上りにくい本音トークなどもたくさん出ていました。

スクリーンショット(2017-07-27 13.49.50).png

一生に一度の大事業である「住宅づくり」。住宅の環境が疾病の原因になる場合も散見される現代の住宅建築。家族が快適で健康的に過ごし、豊かで実りある人生を送るための器(住宅)、設備や機械に頼らないパッシブな暮らしが実現してくれる健康住宅を目指して、一人一人のユーザーさんと専門職の工務店の皆さんが、個性あふれる住宅をつくってくれることを確信して帰路につきました。

室内気候研究所
主席研究員工学博士 石戸谷 裕二
■公式HP:http://iwall.jp
■ブログ:http://blog.iwall.jp

2017.07.12 「健康のための室内気候講座」Lesson 20を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 20を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 20 「気密」が必要な本当の理由は?

2017.06.27 「健康のための室内気候講座」Lesson 19を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 19を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 19 「断熱」が必要な本当の理由は?。

2017.06.13 「健康のための室内気候講座」Lesson 18を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 18を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 18 窓の機能を再考してみよう。

2017.06.01 「健康のための室内気候講座」Lesson 17を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 15を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 17 日射を友として生きる知恵。

2017.05.05 「健康のための室内気候講座」Lesson 15を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 15を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 15 断熱材はどこまで厚くすれば良いのか?

2017.04.19 「健康のための室内気候講座」Lesson 14を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 14を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 14 北緯38°は、北国なのか?

2017.04.06 「健康のための室内気候講座」Lesson 13を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 13を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 13 暖房と冷房、エネルギーを消費するのはどっち?

2017.3.23 札幌市立大学の公開講座に参加しました。

札幌市立大学のサテライトキャンパスで「ウェルネス・ハピネスを高める地域医療 × まちづくり」をテーマに公開講座が開催されました。

世界に冠たるご長寿社会へと急速に変貌を遂げる、現在の日本社会。

病院の「Cure(治療)」技術は病気を治すことが主目的ですが、癒しや幸福感を与える「Care(介助)」を包括した地域医療のあり方について、先駆的な実践者でもある紅谷浩之先生1)から、事例を交えた興味深い講演がありました。

治す医療・戦う医療と癒す医療・支える医療との連携は、病気で苦しむ患者や自立が困難な高齢者に、癒しや幸福感を届けることはできるのでしょうか?

厚生労働省が推進している「地域包括ケアシステム」も「住まい(住宅)」がその中心として想定されており、医療・介護・生活支援などの社会インフラが高齢者の尊厳の保持と自立生活支援を支えるシステムを想定しています。

また、地域包括ケアは医療・介護従事者だけで「ケア」を考える時代から、家族、知り合い、ご近所の方々、コンビニや近隣のグループなども含めた地域住民を巻き込んで「ケア」を考える時代へと変化して行くのかもしれません。

一方で地域包括ケアシステムが住居を中心に実施されるということは、生活や健康を支える住環境が確保されることが前提となります。健康講座でも取り上げましたが、住宅の中で心停止に至り不幸にも命を落とされる方が、年間18,000人もいる状況を少しでも改善して行くことが喫緊の課題でしょう。

核家族化や社会環境の変化によって生じた独居老人世帯は急速な勢いで増加しており、ご近所づきあいなど地域的な人間関係も希薄化している現代社会において、必ずおとずれる「死」といかに向き合うのか?
温熱環境の専門家としてばかりではなく、一人の人間として個人と地域社会との連携のあり方を改めて考えさせられる貴重な講演でした。


スクリーンショット(2017-04-03 8.14.24).png
(2017.4.2 Y. Ishidoya, Institute of Indoor Climate)

1)医師/オレンジホームケアクリニック代表
  福井県最初の日本在宅医学会専門医

  福井県の名田庄診療所で地域医療の研修を開始する。
  その後、2011年に福井県初の在宅医療専門クリニック「オレンジホームケアクリニック」を
  立ち上げる。
  今後の地域医療の重要性を訴えるべく全国各地へ講演にまわる。
  座右の銘は、” Be Happy!!

2017.03.23 「健康のための室内気候講座」Lesson 12を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 12を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 12 微弱な気流が「寒さ」の原因になる。

2017.03.10 「健康のための室内気候講座」Lesson 11を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 11を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 11 生活で発生する水蒸気で、カシコク調湿。

2017.02.23 「健康のための室内気候講座」Lesson 10を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 10を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 10 風邪の予防には、上手な湿度維持が有効?

2017.02.09 「健康のための室内気候講座」Lesson 9を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 9を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 9 足裏の温度が、健康リスクの目安に。

2017.1.30 BAU 2017(ミュンヘン)に参加しました。

 2年おきにミュンヘンで開催されるBAU2017(国際建築・建材・建築システム専門見本市)に参加してきました。主催者によると、東京ドーム約4個分に相当 する 18 万 3000 m2の敷地に、世界 41 ヶ国から 2,060 社以上が出展。170 ヶ国以上からおよそ 235,000 人 (ドイツ国外来場者: 60,000 人以上)が来場する欧州最大級の見本市だそうです。

 今回は5度目の参加になりますが、室内気候研究所で研究中のテーマに関連したブースを中心に3日間かけてじっくりと視察、討議をしてきました。特に開口部システムの開発ではサッシュ、外付けブラインド、遮熱素材、全熱交換換気システムなどを視察。今後、有機的なシステム構成を検討する予定です。

 電動ブラインドの展示ではホームオートメーションとの連携が目立ちました。また、熱交換換気システムはダクトレスが主流となっていました。どれも日本の住宅建築に普及して行くことが期待される興味深い内容でした。
(2017.1.30 Y. Ishidoya, Institute of Indoor Climate)

スクリーンショット(2017-01-30 15.18.32).pngスクリーンショット(2017-01-30 15.18.47).pngスクリーンショット(2017-01-30 15.19.05).png
※クリックすると拡大します

2017.01.29 「健康のための室内気候講座」Lesson 8を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 8を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 8 温暖地の冬は、暖かくて健康的なのか?

2017.01.11 「健康のための室内気候講座」Lesson 7を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 7を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 7 住宅内で最も危険な場所は?

2017.1.6 北洲 プレミアム・パッシブハウスの構造見学会に参加しました。

昨年10月末に着工した「北洲 プレミアム・パッシブハウス(PPH)」の建設現場(仙台市)で、PPH構造見学会とミニセミナーが開催されました。

PPHは省エネ先進国のドイツやスイスの基準を上回る超高性能住宅。
新たに「断熱」「蓄熱」「遮熱」に関する革新的技術を採用して、現在実現できる最高レベルの健康・快適環境を創造しようとするプロジェクトです。

当日はPPHの設計コンセプトに関するセミナーに加えて、無機系断熱材では世界最高の性能を誇るシリカエアロゲル断熱材「SLENTEX®」(BASF社)の施工見学も行われ、多くの来場者が熱心に見学していました。

4月に予定されている完成見学会では、潜熱蓄熱内装材「エコナウォール25」や日射遮蔽アミ戸、外付けブラインドを採用した「Passive Fenster」の発表会も予定されています。

健康的な居住環境を経済的に実現するため、室内気候研究所も環境設計に参画。今後の実証評価では東北大学大学院の小林准教授とも協働して、住環境とエネルギー消費に関する実測調査を実施。結果を随時公表していく予定です。

北洲PPH構造見学会ご案内1.jpeg北洲PPH構造見学会ご案内1.jpeg北洲PPH構造見学会ご案内3.jpeg北洲PPH構造見学会ご案内3.jpeg
※クリックすると拡大します

2016.12.20 「健康のための室内気候講座」Lesson 6を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 6を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 6 「暖房」しても、どうして寒いの?

2016.12.08 「健康のための室内気候講座」Lesson 5を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 5を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 5 住宅に関する不満は「寒さ」が第1位。

2016.12.01 現場紹介に「M-Project(札幌市)」を追加しました。

現場紹介に「M-Project(札幌市)」を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIcon南面大開口をもつ高断熱・高蓄熱ソーラー・ハウス。〜M-Project(札幌市)〜

2016.11.25 「健康のための室内気候講座」Lesson 4を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 4を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 4 室内気候の変化が、健康生活を作る。

2016.11.16 「蓄熱建材シンポジウム」に参加してきました。

今年の9 月23日に設立された蓄熱建材コンソーシアムが主催するシンポジウムが東京大学で開催されました。130人以上と、多くの参加者が集まり講義室2階席に立ち見が出る盛況ぶり。蓄熱建材に対する関心の高さが印象的でした。

このコンソーシアムは、住宅・建築分野における省エネルギーの促進と、温熱環境向上による快適な暮らしに寄与するため、蓄熱建材の性能および効果を正しく予測・評価する方法を確立し、蓄熱建材の普及・発展を推進することを目的として設立。メーカー11社と東京大学、建材試験センターが参加しています。

蓄熱建材の評価方法の確立と、温熱環境のシミュレーションプログラムの開発が鋭意進められており、来年の夏には一定の成果が発表されるようです。

潜熱蓄熱建材の夜明けもいよいよ近づいてきたようです。

LinkIcon第1回 蓄熱建材シンポジウムのご案内の詳細(PDF)

2016.11.11 「健康のための室内気候講座」Lesson 3を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 3を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 3 生活リズムを維持することの大切さ。

2016.10.28 「健康のための室内気候講座」Lesson 2を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 2を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 2 日本人が最も大切にしているのは「健康」。

2016.10.22 現場紹介に「K-house(千歳市)」を追加しました。

2016年1月に竣工した「K-house」の実測データをアップしました。

ZEH認証を受けた環境建築と「e-プラスター20」のコラボレーションで、最高の環境性能と省エネルギーが実現されています。

実BEIのさらなる向上と、健康・快適環境の創出を継続して測定していきますので、読者の皆さんと情報の共有ができればと思います。
LinkIconZEHに「e-プラスター」を施工して、快適環境を実現。

2016.10.14 「健康のための室内気候講座」Lesson 1を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 1を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 1「快適さ」は、本当に贅沢なのか?

2016.10.13 「健康のための室内気候講座」を開始しました。

しばらく更新が途絶え、大変ご心配をかけしました。

今週から室内気候に関わる様々な課題をテーマとした意見表明のページを追加することにしました。できるだけ定期的にアップしていきたいと思いますので、楽しみにしていただければと思います。

また、記事の内容にご意見がございましたら、問い合わせフォームからご連絡ください。できるだけ丁寧にご回答したいと思います。
LinkIcon健康のための室内気候講座

2015.1.9 原稿「健康長寿社会を支える室内環境」をアップしました。


(社)環境共生住宅推進協議会が発行している機関紙「SYMBIOTIC HOUSING No.44『集まって暮らす』」に、健康と室内環境をテーマにして原稿が掲載されました。

スクリーンショット(2015-01-09 22.14.33).png

LinkIcon健康長寿社会を支える室内環境.pdf

2014.7.6. 「第2回蓄熱シンポジウム」のチラシをアップしました。


高断熱・高気密住宅に蓄熱性能を組み合わせた、新規のパッシブ技術が注目を集めています。
「iWall構法(R)」の実施事例を含め、蓄熱研究の最先端情報が発信されます。
奮ってご参加ください。

第2回蓄熱シンポチラシ400.jpg

LinkIcon第2回蓄熱シンポチラシ.pdf

2014.3.3 「iWall研究会 季報 第3号」をアップしました。


高性能住宅の冬の悩み。その一つが『過昇温と乾燥』です。
これまで、機械換気を行うと室内の乾燥はさけられないもの、と言われてきました。でも、『e−プラスター10/20®』を施工した住宅では、加湿器なしで快適な温・湿度環境が生成されています。湿度を40〜60%に維持するとインフルエンザ菌の増殖も抑制され、快適で健康的な環境で生活できるわけです。
季報第3号では、健康的な住まい情報を実測結果を国際的な環境基準と比較して、冬の乾燥問題を議論しています。是非一度ご覧ください。

ニュース20140303_400.jpg

LinkIcon「iWall研究会 季報 第3号」.pdf (2.3MB)

2014.2.17 「e-プラスター10/20®」の施工要領書が完成しました。


21 棟の施工実績をもとに「e-プラスター10/20®」の施工要領書を作成しまし た。基本的な注意事項は、せっこうプラスター中下塗り材(SS プラスター:富 士川建材工業同等品)の施工要領と変ることはありません。
スクエアエッジのプラスターボード下地をできるだけ不陸に施工し、継ぎ目に グラスファイバーメッシュテープを貼付けて下地を作ります。

スクリーンショット(2014-02-17 14.03.15).png

また、ハンドミキサーで加水混ぜ練りをする際には、水を容器に適量とり少量 ずつ「e-プラスター10/20®」を加えながら、適度な粘度になるまで繰り返しま す。ハンドミキサーの使用限度は、低速回転で3分間です。

スクリーンショット(2014-02-17 14.04.12).png

取り扱いの注意事項はせっこうプラスターとほぼ同じです。2月から6棟の施 工を予定していますので、現場からの情報を随時アップしてまいります。

LinkIcon「e-プラスター10/20®」の施工要領書.pdf(2.4MB)

2014.2.1 潜熱蓄熱材「e−プラスター」で安定した温・湿度環境が実現。インフルエンザ菌の増殖予防も期待できそうです。


高断熱・高気密住宅の悩みに冬場の「過乾燥」があり、全国的に暖房時の相対湿度が30%以下になる住宅も、数多く報告されています。
これまで冬期間の低湿度は、乾燥した外気の大量な取り入れにあると言われてきましたが、室内気候研究所では「e−プラスター」を施工した住宅の環境測定を実施して、過乾燥の原因と対策を検討してきました。

室内の相対湿度は人間の健康と密接な関係があることは、経験的にも知られています。「乾燥」が風邪や呼吸器疾患、乾燥肌の原因になるからです。
一般的な乾燥対策は加湿器の使用ですが、器機の選定や使用法を間違えると結露やカビが発生します。各家庭で洗濯物や濡れタオルの配置、植栽の導入など、様々な生活の工夫がなされているようです。また、マスクや保湿クリームの使用なども対処として効果的ですが、原因を解消することはできません。

環境弱者である子供たちの冬の健康管理のためにも、低湿度対策はとても重要です。

スクリーンショット(2014-02-01 12.49.30).png

竣工現場のページでも紹介した「I-project」の環境測定データから、冬の低湿度対策について考えてみることにします。この住宅では潜熱蓄熱内装材「e−プラスター10」を壁と天井に施工して、躯体に熱と水蒸気を蓄積する機能を持たせています。「e−プラスター」は熱と水分の「デポジットカード」。室内に取り込んだ暖房機や日射、調理、家電製品、人体からの熱と水蒸気を壁にチャージしておき、必要に応じて取り出して利用するパッシブシステムです。

一般的な高断熱・高気密住宅の内装地上げはビニールクロスです。汚れにくく耐久性にも優れていますが、化学製品であるビニールには熱や水分を吸収保持する能力がありません。これが過乾燥の原因の一つと考えられるのです。

石膏プラスターと潜熱蓄熱材PCMを主原料とする「e−プラスター」は、室内の熱を呼吸しながら室温を安定させるだけでなく、入浴や洗濯乾燥、調理などで室内に放出された水蒸気を一時的に吸収。乾燥空気が室内に流れ込んだときに放出して相対湿度の低下を抑制する機能があります。

スクリーンショット(2014-02-01 12.50.20).png

2012年12月から2013年5月までの環境測定データをまとめてみたところ、薪ストーブを主暖房に使用しているこの住宅の室内温度は19℃から23℃で、しかも非常に安定して推移していることが分かりました。外気温が−10℃にもなる厳寒期に朝まで暖房を停止していても、「e−プラスター」からの放熱で室温が下がりません。

また、加湿器を使用していなくても相対湿度は40%をキープ。壁と天井に施工した「e−プラスター」の保湿効果で、安定した湿度環境が維持されています。小学生と幼児の二人のお子様も、全く風邪を引かなくなったそうです。

スクリーンショット(2014-02-01 12.52.10).png

既往の研究では、人間の快適性と健康にとって最適な相対湿度の範囲は40〜60%である事が明らかになっています。また、相対湿度が40%以下になると、ウイルスやバクテリアなどが非常に増殖しやすい環境となります。

「e−プラスター」を施工した住宅の測定結果では、壁面の調湿作用で相対湿度が40%以上であり、加湿器にかかる電気料金もフリーで、健康的な環境が維持されます。

スクリーンショット(2014-02-01 12.53.23).png

「e−プラスター」を施工した住宅と、一般的な高断熱・高気密住宅の室内環境データを比較してみました。いずれも札幌市に建つ住宅で、断熱性能はほぼ同じです。下のグラフは、最寒期である2月の室内環境を示しています。

国際規格であるISOの室内環境基準と比べてみると、ビニールクロスを施工した高断熱住宅では、昼間の室温が30℃近くまで上昇し、またその時の相対湿度は30%を切ることが分かります。人間の活動時間帯では、おおむねISO基準を満足することができていません。

一方、「e−プラスター」を施工した住宅では、測定期間中ほとんどの時間でISO規格の範囲内に温湿度が維持されていました。「e−プラスター」の熱と水蒸気を呼吸する機能が、安定した温湿度生成に寄与した結果と考えられます。快適範囲の環境ではインフルエンザ菌の活動が活性化する相対湿度以上の値が得られていますので、「e−プラスター」の健康維持への機能が期待される訳です。

スクリーンショット(2014-02-01 12.54.26).png

2013.12.07 iWall 潜熱技術セミナーが「北海道住宅新聞」に掲載されました。


「塗り壁で木造に RC 並み蓄熱性」 PCM 蓄熱材「e-プラスター」発売
iiWall 研究会が、11 月 22 日(金)に開催した「第 1 回 iWall 蓄熱技術セミナー」が北海道住 宅新聞(2013 年 12 月 5 日号)で紹介されました。快適な室内環境と省エネルギー性能を併せ 持つ iWall 構法の魅力が住宅専門の編集者の目でとらえられています。
北海道住宅新聞13120572dpi.jpeg

※画像をクリックするとPDFデータで拡大してご覧頂けます

2013.12.05 iWall 潜熱技術セミナーが北海道住宅通信に掲載されました。


「昼間の蓄熱を夜間に使う」iWall 構法は「熱のデポジットカード」
iWall 研究会が、11 月 22 日(金)に開催した「第 1 回 iWall 蓄熱技術セミナー」が北海道住 宅通信で紹介されました。iWall 構法の魅力と特徴が上手にまとめられています。今後、蓄熱 セミナーを道内はもとより、全国で開催予定です。ご期待ください。
北海道住宅通信131125.jpeg

※画像をクリックするとPDFデータで拡大してご覧頂けます

2013.11.30 iWall 潜熱技術セミナーで「Super Sun Shade(SSS)」を発表しました。


SSS で日射、UV を 90%以上カット。快適な夏の暮らしと省エネを実現。
iWall 研究会は、11 月 22 日(金)に「第 1 回 iWall 蓄熱技術セミナー」を開催。 パッシブ潜熱蓄熱システム「iWall 構法®」に加えて、夏の居住環境改善と省エネルギーを実
現する新商品「Super Sun Shade(SSS)」外付け日射遮蔽装置を発表しました。

スクリーンショット(2013-11-30 17.12.50).png

SSS には日射熱を 90%以上、紫外線 UV を 95%以上カットできる高耐候性不織布を採用。開 口部に外付けするだけで、冷房費を一日 350 円以上節約できます。また、風雨に対する強度 も十分。実証実験では、2 度の台風時にも破損することはありませんでした。

スクリーンショット(2013-11-30 17.12.37).png

北海道にある実証実験施設での実測では、夜間外気冷房との組み合わせで昼間の最高室温を 10°C抑制。エアコン冷房なしでも、日平均室温は夏の快適範囲を維持できる事が実証されまし た。年々厳しくなる夏の厚さ対策。新規技術による日射遮蔽で、室内環境改善と省エネルギー 効果が実現できます。

スクリーンショット(2013-11-30 17.12.29).png

SSS は日射遮蔽効果に加えて、可視光領域の直射光を拡散光へと変換。室内の照度を確保しな がら、暑さの原因を屋外でシャットアウトします。また、室内への UV 侵入を阻止できますの で、家具や什器の変色を抑制する効果も期待できます。

スクリーンショット(2013-11-30 17.12.20).png
SSS は、独自の巻き上げ式機構で出し入れも簡単。日射遮蔽をしたいときには簡単に設置。強 風や雨の日には、軒下の収納部へと容易に巻き取ることができます。製品は、900mm 巾と 1,650 巾の 2 種類が選択可能。巻き取り長さは、発注時に指定が可能です。

エアコンに頼らない、パッシブな夏の暮らしをサポートする SSS。ヒートアイランド現象や熱 中症対策の切り札として、是非ご検討ください。

(写真提供:フーム空間計画工房)

2013.10.25 iWall 潜熱技術セミナーの開催告知



「潜熱蓄熱でかわる、高断熱・高気密住宅の未来」を開催します。
iWall 研究会は、2013 年 11 月 22 日(金)に「第 1 回 iWall 蓄熱技術セミナー」を札幌市で 開催いたします。高断熱・高気密住宅が普及した現代だからこそ可能になる、新たな省エネル ギー手法「iWall®」。潜熱蓄熱を応用した iWall 構法の特徴を、施工現場の環境測定結果から解 説。潜熱蓄熱内装材「e-プラスター®」の施工プレゼンテーションも実施いたします。ふるっ てご参加ください。

スクリーンショット(2013-10-29 8.30.47).png

2013.10.09 新住協・胆振支部の 10 月移動例会に参加しました。



NPO 法人 新木造技術研究協議会(通称:新住協)胆振支部の10月移動例会 に参加して、パッシブソーラハウス「iWall®」構法の研究報告をしました。定期 的に開催されている例会に参加された皆さんは、20 年以上にも亘って住宅性能 の向上を研究されてきた、いわばプロの技術者集団。高断熱・高気密技術はも ちろん、他にも突出した研究成果を上げてきた方々です。

スクリーンショット(2013-10-11 15.23.08).png

今回のテーマは、「断熱か?蓄熱か?」。超高断熱技術、高効率住宅設備の開 発、太陽光発電、燃料電池をはじめとした創エネルギーなど、新規の技術開発 が進む中で近未来の住宅環境とエネルギー利用のあり方が問われる時代になり ました。ユーザにとって本当に必要な技術のベストミックスは何か?技術者の 技量が問われる重要な課題です。

今回の研究会では、これまでに「iWall 構法」を採用して建築された 21 棟の住
宅の中から3つの住宅を選び、通年で実施された環境測定とエネルギー消費の データを紹介しました。安定した温湿度の維持、太陽熱の暖房利用に関する有 効性などについて、優秀な技術者の皆さんと意見交換することができました。 みなさん、本当にありがとうございました。

2013.10.6 潜熱蓄熱材「e-プラスター®」が新聞で紹介されました。



「断熱か?蓄熱か?」近未来の住環境を読み解く。

2013 年9月 27 日(金)発刊の「北海道建設新聞」に、室内気候研究所が開発した潜熱蓄熱 材「e-プラスター®」が紹介されました。

「北国の冬の生活が、豊かで誇りあるものであるために」との目標を掲げ、高断熱・高気密住 宅の研究がスタートして 30 年あまりが経過。この間、断熱による室温の形成とともに住宅の 内部からは「寒さ」が取り除かれ、気密化によってすきま風は解消されました。新鮮空気をど こから取り入れ、汚染空気をどこから排出するかという「計画換気」が実現したのです。

スクリーンショット(2013-10-06 9.58.02).png

一方、住宅の熱性能を表す一つの指標にしか過ぎなかった q 値(熱損失係数)や c 値(隙間相当面積)が一人歩きを始め、当初掲げていたユーザーにとっての高断熱・高気密化の意味が、 いつのまにか忘れ去られようとしています。いまや、低い q 値が居住性能を決定する絶対的な 尺度であるかのようです。つまり、地球温暖化防止という社会背景を根拠に、住宅建築の目標 がエネルギー問題へと変化してしまったのです。熱損失量を抑制するための断熱技術。エネル ギー効率を高めた高性能器機の開発。太陽光発電を利用した住宅でのエネルギー生産。一つ一 つの技術は高度化して入るものの、合成の誤謬とでもいうべき異様な住宅が散見されるように なってきました。

断熱と蓄熱は、古来から積雪寒冷地に生活してきた多くの先人が作り上げてきた生活の知恵で す。冬の持つ魅力をどうやって自然から切り出していくのか。これからの建築技術のパラダイ ムを大きく変化させていく「蓄熱」という新たな価値に注目が集まっています。

2013.9,27(Fri) 「北海道建設新聞」掲載記事

青字をクリックすると記事画像を見ることができます。


2013.9.8 室内気候研究所の潜熱蓄熱(PCM)学術研究論文を公開しました。


潜熱蓄熱(PCM)内装材「e-プラスター」で熱損失係数が低下

2012 年の日本建築学会(東海)で発表した e-プラスターの研究論文を公開します。木造住宅 の断熱性能を強化することなく、「e-プラスター」の施工で蓄熱性能を高めると等価的な熱損 失係数が減少することを、通年の環境測定で実証しました。 パッシブソーラーハウスの性能は、室内の熱容量が大切な鍵をにぎります。2013 年、住宅に 適用される新省エネ基準でも、熱容量の省エネルギー効果を評価することになります。コンク リートより6倍も高性能な「e-プラスター」の蓄熱性能。この論文では「e-プラスター」の 建築環境工学的な評価方法について論述しています。

潜熱蓄熱材を利用した躯体蓄熱空調の負荷削減効果に関する研究/草間友花、石戸谷裕二/日 本建築学会大会学術講演梗概集(東海)pp145-146/2012

(青字の論文表題をクリックすると、論文(PDF 版)が表示されます。)

スクリーンショット(2013-09-08 9.46.14).png


2013.8.27 施工現場の紹介に『I-project』を追加しました。


薪ストーブ1台で快適な環境と 40%の省エネルギーを実現~I-project~

「e-プラスター10」で安定した冬の温湿度環境を創出 伐採材や建築廃材を燃料に薪ストーブの暖房エネルギー使用量を灯油換算で 40%削減 加湿器なしで冬期間の室内相対湿度を 40%以上に維持

スクリーンショット(2013-08-28 11.34.18).png


2013.8.20 施工現場の紹介に『H-project』を追加しました。


日射熱と内部取得熱で60%の省エネルギーを実現 ~H-project~

「e-プラスター20」を施工したパッシブソーラーハウスの省エネ性能を実測で確認 潜熱蓄熱効果で年間を通して快適な室内環境を創出

スクリーンショット(2013-08-28 11.35.37).png

iWall アイ・ウォール研究会 e−プラスター 室内気候研究所 工学博士 石戸谷 裕二iWall アイ・ウォール研究会 e−プラスター 室内気候研究所 工学博士 石戸谷 裕二

iWall アイ・ウォール研究会 e−プラスター 室内気候研究所 工学博士 石戸谷 裕二iWall アイ・ウォール研究会 e−プラスター 室内気候研究所 工学博士 石戸谷 裕二

iWall アイ・ウォール研究会 e−プラスター 室内気候研究所 工学博士 石戸谷 裕二iWall アイ・ウォール研究会 e−プラスター 室内気候研究所 工学博士 石戸谷 裕二

iWall アイ・ウォール研究会 e−プラスター 室内気候研究所 工学博士 石戸谷 裕二iWall アイ・ウォール研究会 e−プラスター 室内気候研究所 工学博士 石戸谷 裕二

HOME > ニュース