iWall研究会/ニュース

2018.04.16 「健康のための室内気候講座」Lesson 39を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 39を追加しました。
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LinkIcon Lesson 39 「調湿建材」を科学してみよう。

2018.04.05 「健康のための室内気候講座」Lesson 38を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 38を追加しました。
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LinkIcon Lesson 38 「表面結露」を科学してみよう。2

2018.03.26 「SORA no MACHI」を見学しました(加筆版)。

千葉県野田市にオープンした「SORA no MACHI」分譲住宅街区を見学してきました。
外構工事と内装工事の仕上げが同時に進行しているオープン間近の大変忙しい時期で、
いよいよ街区の建設工事も最終盤を迎えていました。
 
「SORA no MACHI」は住戸の配置や共用の通路、外構や外壁の仕上げに使用する材料、屋根勾配などの基本設計を、一人の建築デザイナーが担当。
 
デザイン要素を制約された中で、どれだけ建築意匠を熟成させることができるのか?
参加した工務店にとっても、画期的なチャレンジを目標とした街区です。
 
注文住宅を前提とした住宅街区ではなかなか実現できない先進的な試みで、参加したのは地元の不動産開発会社と地域の工務店3社の企業グループです。
 


外構を印象的にカタチ・ヅクルのは、鹿児島県屋久島で産出された「屋久杉」です。
 
材料に内包する樹脂の量が非常に多い屋久杉は雨や日射などに対する耐候性が非常に高く、街区の全住戸でデッキの材料や外装仕上げ材として使用されています。屋久杉が持っている自然の素材感が「環境と共生するくらし」を意匠的に演出してくれます。
 

 
パーゴラテラスに付帯する「杉板塀」のデザインと、合理的な施工方法が秀逸。
 
居住者のプライバシーを内包する”Small Space” 空間を外部の視線から守りつつ、室内と外構で構成される ”Middle Space” 「ウチ・ソト空間」の魅力を追求しています。
 
地域や街区の”Large Space 1” 、さらには都市や地球環境の ”Large Space 2” とも連携しながら、入れ子構造となった各空間が関連性の中で融合しつつ、「全ての空間が一体となって機能していく住宅」が設計の基本テーマです。
 
街区は「空間のグラデーション理論」に関する壮大な実験、ということもできそうです。
 
杉板塀の目地寸法と方向性はデッキとの一体感が感じられるように工夫。施工方法にも細心の注意が払われています。杉板塀は庭空間を外部の視線から閉鎖しつつ、目地を通して外部環境と気配で連携するようにデザインされ、美しい外構空間が創生されました。
 


新在来工法を採用した住戸に使用されている構造材料は、北海道産の「北の杉」です。
 
成長速度が遅く蜜実に締まった「北の杉」と、耐候性の高い「南の杉」の組合せの妙が、材料デザインのコンセプト。生育環境に由来する質感や特性の異なる二つの杉が、千葉県の野田市で出会い、そしてこれから住み手と共生していきます。
 


居間やキッチンからデッキへと続く開放的な視線も、Middle空間の魅力的です。
 
訪問時は施工途中で、開放されていたデッキ西側の柱間。竣工までには目隠しを兼ねたサイディングボードが、杉板塀と目地を揃えつつ施工されるそうです。カーテンやブラインドに頼る事なく、外部の視線を気にせずに近隣の気配だけを感じることができる生活空間となりました。
 


共用通路と住宅の配置がつくる新たなカタチ、そして住戸どおしの適切な距離感。
 
街区の中央に設けられた共用の通路は前面道路からやや蛇行して引き込まれており、
11戸の住戸群は雁行しながら通路に寄り添ってリズミカルに連続していきます。この街区には退屈な矩形の外部空間も、画一的な隣棟間隔も存在しません。
 
曲がりくねった旧街道に沿って続く、古い街道筋の町並みを想起させるような、郷愁を誘う仕掛けとなっています。
 


閑静な環境に恵まれた敷地に、分譲住宅街区として生まれた「SORA no MACHI」。
 
外構に使用された材料は「南の杉」とコンクリート、そして植栽のみ。シンプルな材料構成が抑制的で統一感のある町並みを形成していきます。街区のデザインに触発されながら、これからどんな近隣関係が形成されていくのか? 街区の成長がとても楽しみです。
 


閉鎖と開放の程よい調和が、日本的な建築文化を感じさせてくれます。
 
ウチとソトをつなぐ中間的なスペースである「コートテラス」でも、植栽の最終工事が進行しています。坪庭を連想させるようなテラスにある樹木は、家族のシンボルツリーとして共に成長していくのでしょうか。
 


「ウチ」から「ソト」へと連続する、横幅7mのハイサイドライトの開放感。
 
高さを揃え室内側から屋外へと伸びやかかに延長されたハイサイドライト。
「植物や星とともにくらす」という設計者の環境に対する意図が、視覚的にも明確に示された設計となっています。樹木の葉の色や空の色の変化、雲の流れや星の瞬きとともに、居ながらにして四季を感じられる、そんなリビングです。
 


視覚だけでなく、温熱環境にも配慮された「都市型パッシブ住宅」を形成。
 
外部を通行する人と室内にいる人が直接的に視線を合わせることがないように工夫された絶妙な空間の配置計画と外構計画。新しい「都市型パッシブ住宅」のデザインに対して、大変貴重な情報を与えてくれる住宅建築となりました。
 
日中もカーテンを解放したままで生活ができ、しかもプライバシーが確保できる。季節を感じながら太陽とともに生きる都市型パッシブ住宅設計の解として成立する、新たな設計概念だと思います。また夏の暑さにも、植栽やガラスのセットバックによる日射遮蔽で、万全な対策がなされています。
 


新在来工法が持つ魅力を、吹き抜け空間の「梁」の意匠で表現しています。
 
屋根断熱を施された傾斜屋根の梁はあえてアラワシにして、道産の「北の杉」の素材感を十分に引き出しています。新在来工法だからできる空間表現で、構法とデザインの関係性がうまく整理されていて大変参考になりました。
 


機能と意匠、そして素材感が一体となった門柱プレートのデザイン。
 
見学させていただいたSUDOホームさんの住宅には、オリジナルデザインの門柱プレートが全住戸に設置されています。表札・照明・インターフォンと郵便受けがコンパクトに配置された美しいデザインのプレートで、樹脂モルタルを用いた表面の素材感も最高です!
 


ややもすると退屈でデザイン性にかけることの多い分譲住宅の街区に、新たなデザインの可能性を示した「SORA no MACHI」街区。このプロジェクトで実現した試みが、今後とも継続的に発展していくことを、心から期待したいものです。
 
室内気候研究所
主席研究員工学博士 石戸谷 裕二
■公式HP: http://iwall.jp
■ブログ: http://blog.iwall.jp 
 

2018.03.22 「健康のための室内気候講座」Lesson 37を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 37を追加しました。
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2018.03.15 「第24回 建築・建材展 2018」に参加しました。

3月6日から3月9日までの4日間、東京ビッグサイトで開催された「建築・建材展2018」に参加しました。建築・建材展の開催期間が卒業研究の発表会と重複することが多く、久しぶりの参加になりました。今年も期間中の延べ来場者数が19万人を超え大盛況です。
 

 
参加登録を済ませて、さっそく東6ホールの入り口付近に出展された北洲さんのブースに伺います。これまでも産学連携共同研究などでお世話になっている北洲さんですが、今年は例年よりも大きなコマを確保して新製品を紹介されており、新規技術の普及に対する意欲が強く感じられる展示になりました。
 
施工にノリや釘が不要な「PERGO」フロア。HPでも紹介した真空断熱材を使った職能大の断熱改修研究でも大変威力を発揮してくれました。学生たちの手作りフローリングでもプロ並みの仕上がりになり、見学者からお褒めのことがをいただいた「PERGO」フロア。水や汚れ、摩耗にも強く、日本よりも欧米の方がその知名度は高いようです。
 
2020年東京五輪の関連施設への採用も決定され、これからの普及が大変楽しみな商品ですね。また展示や説明方法がとてもスマートで洗練されており、「PERGO」フロアの魅力を余すところなく伝えられるような工夫が随所に施されていました。
 


そして、お隣の「遮熱 ✖ 蓄熱」ゾーンへ。
北洲さんと共同開発した潜熱蓄熱建材「エコナウォール 25」が展示されています。
 


今春予定されている新グレードの発表に合わせて、左官材料の配合に微調整を加えた甲斐があり、左官表面のパターンづけもさらに美しくなりました。協力していただいた富士川建材工業の技術部の皆さんに感謝です。ありがとうございました。
 

 
「エコナウォール 25」の蓄熱性能を「見える化」するために、展示手法も新たに開発していただきました。
 
断熱材を裏張りしたプラスターボードの表面に、半分だけ「エコナウォール 25」を施工して、施工していないブランク部分と蓄熱性能を比較します。展示用のテーブルの下には「温蔵庫」があり、そこでサンプルを加温してからテーブルの上に取り出して、熱放散の速度を熱画像カメラで観察する仕組みです。
 
写真の左から取り出し後12分、21分、31分を経過したサンプルで、取り出し後の経過時間がテーブル上のタイマーで表示されています。
 

 
下の写真が熱画像の様子。「エコナウォール 25」を施工した部分はブランク部よりも温度が高く、時間が経過しても冷めにくいという蓄熱建材の特徴が直感的に分かりやすく表現されています。グッドジョブです。今後は「調湿性能」「空気清浄・消臭性能」「抗菌・防カビ性能」「不燃性能」なども、性能の可視化に挑戦していきたいと思います。
 


今回の展示会に合わせて、製品の特徴を説明するためのマンガ冊子が用意されていました。主人公のエコナちゃんが、潜熱蓄熱建材の魅力をやさしく説明してくれます。
 

 


建築の専門家でも十分に理解することがなかなか難しい潜熱蓄熱の仕組みと効果が、わかりやすく解説されています。
 

 
学会の発表などでは言い尽くせない実際の生活と蓄熱建材との関わりが、明快に説明されていました。作成に携わられた皆さんの努力に、心から敬意を表したいと思います。
 
まだまだ始まったばかりの潜熱蓄熱建材の普及活動。2018年度には経産省の「省エネルギー投資促進に向けた支援補助金」事業にも潜熱蓄熱建材がリストアップされ、いよいよ本格的な普及が促進されることが期待されています。
 
室内気候研究所
主席研究員工学博士 石戸谷 裕二
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2018.03.05 「健康のための室内気候講座」Lesson 36を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 36を追加しました。
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LinkIcon Lesson 36 「乾燥」が引き起こす疾患やアレルギー。

2018.02.19 住宅セミナーで(東京)で講演してきました。

記録的な寒波の襲来と、日本全国で豪雪被害が頻発した2018年の厳しい冬。
 
日差しには恵まれたものの冷たい風が吹き抜ける2月19日(月)、東京日本橋の会場で
住宅セミナーが開催されました。昨年9月に仙台市からスタートしたセミナー・シリーズも、今回でいよいよ最終回。第4回は首都東京での開催となります。
 


これまで本HPでも開催ごとに取り上げてきましたが、セミナー・シリーズのテーマは『高断熱・高気密住宅の先にある蓄熱・遮熱技術』です。
 
30年後の優良な住宅ストックにふさわしい住性能のあり方とイノベーションを目指して、100名を超える建築や住宅関連の専門家が熱心に聴講され、活発な議論が行われました。
 
東京会場では、「ZEH」のコンセプト立案から開発・普及のロードマップづくりを始め、省エネルギー技術の第一人者として幅広く活躍されている、芝浦工業大学建築学科の秋元孝之教授が「先進技術についての展望」というテーマで基調講演されました。
 
居住者の健康増進と地球温暖化防止を目的とした「ZEH」の普及活動は、これまで戸建て注文住宅の分野を中心として推進されてきました。今後は分譲住宅への展開を視野に入れながら、最終的には集合住宅のZEH化なども検討されていくなど、最新の動向に関わる情報が提供されて参加者も熱心に聴講していました。
 

 
さらに、高断熱・高気密住宅との親和性が高いと考えられている「潜熱蓄熱技術」や
「遮熱技術」に関わる情報も提供されました。北洲総合研究所の石原所長は次世代型高性能住宅のプロトタイプとも言える「プレミアム・パッシブハウス」のコンセプトと建築仕様、実際の測定結果から得られた新規の知見を発表しました。「断熱・蓄熱・遮熱」を総合的に取り入れた高性能住宅の研究開発と普及が望まれるところです。
 
室内気候研究所は、ご長寿社会の到来による医療・介護費用の負担増大リスクを抑制し、人づくりや働き方改革の観点からも求められる住環境の新たな価値を、実測データに基づいて解説。CO2排出量抑制による持続可能な社会構築の先にある、現代建築の喫緊の課題について議論しました。資源・エネルギーから医療・介護へ、そして知的創造活動の活性化を促す住宅建築デザインの重要性はますます高まっていくものと考えられます。
 
また今回のセミナーでは、協賛企業からも先導的な新規商品が紹介されました。参加者はプレゼンを聴講したあと、展示されたサンプルにも興味深かそうに触れていました。
 

 
新築住宅や既存の住宅ストックの蓄熱改修を可能にする(株)北洲の「エコナウォール 25」には、従来の蓄熱性能に加えて調湿性能が付与されました。さらにVOC、生活臭やペット臭の除去が可能な空気清浄性能を有することも紹介。性能評価のJIS化や設計手法の最適化など残された課題はあるものの、今後の進化が楽しみな新規商品です。
 


日本の伝統的な採涼手法として定着している開口部の網戸に日射遮蔽機能を付与した
「パッシブ・フェンスター」。夏の住環境改善と省エネルギーに効果的な新商品は、電動ブラインドやオーニングなど他の遮蔽技術との融合でさらなる効果が期待できそうです。
 

 
(株)北洲 建設・資材事業部からは「世界基準の燃えない外断熱システム〜アルセコ外断熱システム」が紹介されました。
 
2017年6月14日、ロンドン西部に立つ高層公営住宅「グレンフェル・タワー」で火災が発生し大きな被害をもたらしたことは記憶に新しいところです。火元は居住フロアの4階(地上8階)とみられていますが、可燃性の高い断熱材を伝ってビル全体に延焼していく動画が配信され、ビル型火災の恐ろしさを改めて認識した方も多いと思います。日本でも不燃性の外断熱システムの普及が期待されるところです。
 
建築を取り巻く課題を解決するための技術開発に終わりはありません。室内気候研究所は新規技術の構築に向け、今後も研究活動を推進していきたいと考えています。
 
室内気候研究所
主席研究員工学博士 石戸谷 裕二
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2018.02.21 「健康のための室内気候講座」Lesson 35を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 35を追加しました。
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LinkIcon Lesson 35 加湿器が原因でレジオネラ菌に感染。死者も。

2018.02.14 研究報告「T-house」を更新致しました。

研究報告「T-house」を更新致しました!
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LinkIcon研究報告「T-house」を更新致しました

2018.02.07 「健康のための室内気候講座」Lesson 34を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 34を追加しました。
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LinkIcon Lesson 34 健康寿命は、冬場の運動量できまる。

2018.01.25 「健康のための室内気候講座」Lesson 33を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 33を追加しました。
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2018.01.10 「健康のための室内気候講座」Lesson 32を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 32を追加しました。
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2017.12.26 「健康のための室内気候講座」Lesson 31を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 31を追加しました。
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2017.12.15 エネマネハウス 2017(大阪)を見学しました。


 
今年で3回目の開催となった「エネマネハウス 2017」を見学してきました。 ZEHのモデル住宅を学生諸君が主体となって実際に建築し、居住環境やエネルギー性能な どを実際に測定して提案内容を実証しようとする試みです。今年は会場を大阪駅のほど近 く「うめきたサザンパーク」移して開催されました。
「京都大学」「近畿大学」「武庫川女子大学・大学院」「首都大学東京」「早稲田大学 芝浦工業大学」の6チームが参加して、近未来のリアリティーに溢れた魅力的な提案をし てくれました。
 


 
京都大学は「まち+こあ」を出展。既存の町家建築の中に断熱補強された「ZEH コア」 を導入することで、住環境の改善と地域コミュニティの継続的な発展を促そうとする提案 です。
 
 

 
玄関の建具にはCABOT社の「エアロゲル断熱材」が学生さん自身の手で挿入されていま す。「エアロゲル断熱材」は最近注目を集めている高性能の断熱材で、近い将来建築開口 部のデザインに大きな影響をあたえそうな機能性材料です。
 


 
首都大学東京チームはアジアの蒸暑環境下でも機能するZEHハウスを提案。住戸を連続的 に配置することで町並みを形成し、新しいコミュニティーを形成するとともに地域の既存 街区とも連携・融合を図ろうという意欲的な提案です。通風や自然換気など機械に頼りす ぎない蒸暑地域のパッシブな生活習慣ともマッチしそうです。
 


 
早稲田・芝浦工大チームは築40年を経過した工業化住宅のリノベーションを提案。次第に 深刻化する空き家問題や社会資産としての住宅ストックの流動化に向けた意欲的な取り組 みです。南面の大開口は可動式サッシュで構成されていますが、外付けブラインドとのコ ンビネーションが見られるとさらに効果的ではないかと思いました。 どの大学の作品も現代建築が抱える課題に真摯に向き合い、意欲的な作品に仕上がってい たことに大変感動しました。
 
 
室内気候研究所
主席研究員工学博士 石戸谷 裕二
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2017.12.13 「健康のための室内気候講座」Lesson 30を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 30を追加しました。
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LinkIcon Lesson 30 LOHASな室内気候のつくりかた。その2

2017.11.28 「健康のための室内気候講座」Lesson 29を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 29を追加しました。
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LinkIcon Lesson 29 LOHASな室内気候のつくりかた。その1

201711.22 住宅セミナー(福岡)で講演してきました。

日本列島が厳しい寒気に覆われた11月22日(水)、福岡市天神にある会議室で開催された住宅セミナーで講演してきました。仙台市から始まったセミナーシリーズですが札幌開催に続いて、東アジアの中心地 福岡での開催となります。地図を上下反転させると、福岡が日本とアジアを繋ぐ文化、経済、政治の結節点であることが浮き彫りに。福岡からは札幌、北京、台北がほぼ同距離で少し足を伸ばせば、香港までも3時間のフライトです。
 

 
シリーズのテーマは『高断熱・高気密住宅の先にある蓄熱・遮熱技術』。日本では比較的温暖な地域である九州でも冬季間の室温低下による疾病の発症率が高い事もあってか、一年を通した室内環境の改善と創出に取り組む専門家も沢山いらっしゃいます。当日は沖縄を含む全九州から60名以上の聴講者が参加され、熱心に議論してくれました。
 
昭和55年に省エネ基準が日本で初めて告示され、これを契機として断熱技術が標準化されるようになりました。さらに基準の見直しに伴って室内環境も徐々に改善されてきたことは、居住者の健康維持にとって大変好ましい変化であったと思います。健康のための室内気候講座でも議論したとおり、省エネ基準の目標はあくまでも室内環境の改善にあり、結果として冷暖房用途に用いられるエネルギー消費量が削減できるという視点が大切です。省エネ法公示の以来、室内環境改善の歴史は遅々としたものでしたが、現在建設されている住宅が30年後に居住している人々の評価に耐えうるものとなるよう、日々精進しながら理想的な環境を創り上げていきたいものです。
 


30年後の住宅のあり方を見据えて参加者と議論していく本セミナーシリーズは、2018年2月、3月にいよいよ東京で開催される予定です。ご長寿社会の到来による医療費負担の増大と、人づくり、働き方改革を支える住環境。CO2排出量抑制による持続可能な社会の構築は現代建築にとって喫緊の課題となっています。
 
時間とともに変わるものと、変わらないもの。そして変えてはいけないもの。過去の歴史から現状の課題を見通すなかで、将来の住宅像をデザインしようとする本セミナーの主旨にご興味のある方の参加を心からお待ちしております。  
 

住宅セミナーの案内チラシ(福岡).pdf
 
室内気候研究所
主席研究員工学博士 石戸谷 裕二
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2017.11.15 「健康のための室内気候講座」Lesson 28を追加しました。

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LinkIcon Lesson 28 ウェルネス住宅を、家計から再評価してみよう。

2017.11.01 「健康のための室内気候講座」Lesson 27を追加しました。

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LinkIcon Lesson 27 省エネルギー基準が求めるのは健康な住まい。

201710.25 住宅セミナー(札幌)で講演してきました。

超大型の台風21号が接近した10月22日(日)、衆院議員選挙の投開票日当日。札幌市で は暴風に煽られながら、強い雨混じりの初雪が降りました。厳しい冬がそこまで近づいて きたようです。
 
台風一過の青空に恵まれた10月25日(水)に、札幌駅前にある会議室で開催された住宅 セミナーで講演してきました。仙台市で開催された住宅セミナーのシリーズですが、今回 は高断熱・高気密住宅の先進地、研究所のホーム北海道での開催となります。
 
(株)北洲と(株)エクセルシャノンがセミナーの主催者。
『高断熱・高気密住宅の先にある蓄熱・遮熱技術セミナー』と銘打って開催です。
 
『2020年以降の住宅の在り方を、北洲が今年建築しました「プレミアムパッシブハウス (PPH)」での実証データを元に、より実践的な「蓄熱・遮熱」の技術の取り組み方をテー マに講演させて頂きます。今後の市場動向を見据え、弊社としても最優先な研究テーマと なっております。ご多忙のこととは存じますが、奮ってのご参加をお待ちしておりま す。』 セミナーの告知文からも参加者に対する両社の意気込みが伝わってきそうです。
 

 
基調講演をされた東北大学大学院工学研究科の小林光准教授は当日の移動ということもあ り天候が心配されましたが、参加者の皆さんの日頃の精進のおかげでしょうか、道庁前広 場はまたとない好天に恵まれました。多くの観光客が紅葉した銀杏並木と青空に彩られた 道庁の赤れんが庁舎の思い出をカメラに収めています。
 
40年にもわたり高断熱・高気密住宅の技術開発と普及に尽力されてきた諸先輩の皆さん がこのセミナーに。また、従来の断熱技術を継承しつつ、健康な住環境へと進化・発展さ せようと考えている若手技術者の皆さんもたくさん参加されていました。
 
小林先生の基調講演は「省エネルギーとユーザーセントリックな居住環境」。心肺停止状態で搬送される高齢者が沖縄についで2番目に少なくなった北海道の住環境の質の高さをデータで示されるとともに、これからの居住者ウエルネスの向上に資する住宅設計の方向性について海外事例も交え講演され、受講者の皆さんも熱心に聞き入っていました。
 

 
続いて北洲総合研究所の今野さんからは、日本の気候風土に最適化された次世代型・超高 性能住宅「プレミアム・パッシブハウス」の設計趣旨と温熱環境の測定結果が紹介されま した。ドイツで生まれたパッシブハウスという設計コンセプトを生かしつつ、日本の気候 風土や敷地条件に合わせた、日本ならではのデザイン手法の提案です。「断熱・蓄熱・遮熱」という技術コンセプトの融合が根付き、広く普及していくことを祈りたいと思います。
 
室内気候研究所からは「LOHAS住宅に向けた新たな挑戦」と題して、研究所が開発した 潜熱蓄熱内装材「エコナウォール25」の研究背景と目的をはじめ、実施事例の環境測定 結果を報告をしました。また高い日射遮蔽性能が期待される外付け網戸「パッシブフェン スター」も日本のライフスタイルにあった商品として今後の普及が期待されるところです
 

 
次回セミナーは11月22日、福岡市で開催される予定です。日本海に面し厳しい「寒さ」 もある福岡。住環境の改善に取り組む地域の工務店・ビルダーの皆様に奮って参加してい ただき、参加者相互の情報共有が実現できることを楽しみにしています。

なお、室内気候研究所の講演内容は「健康のための室内気候講座」でも逐次取り上げてい く予定です。
 
 
室内気候研究所
主席研究員工学博士 石戸谷 裕二
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2017.10.16 「健康のための室内気候講座」Lesson 26を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 26を追加しました。
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LinkIcon Lesson 26 エネルギーについて考えてみよう。 その3

2017.10.05 「健康のための室内気候講座」Lesson 25を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 25を追加しました。
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LinkIcon Lesson 25 エネルギーについて考えてみよう。 その2

2017.9.22 住宅セミナーで講演してきました。

仙台市で開かれた『「住まい手ファースト」な住宅セミナー in 仙台』に講師として参加 しました。2020年度に予定されている新省エネ基準の義務化や新築住宅の過半数をZEH 化する政策の推進など、住宅建設を取り巻く環境は大きく変化を遂げようとしています。
これまで高断熱・高気密化住宅の普及を通して、住まい手の健康的な生活の創造や省エネ ルギーの実現に貢献してきた先導的な工務店・ビルダーの皆さんと一緒に、これからの住 宅と環境のあり方について議論するのがこのセミナーの目的です。
シリーズ第1回目の住宅セミナーは台風一過の秋空にも恵まれ、宮城県富谷市に本拠を置 く総合建材商社(株)北洲本社の大会議室で盛況のうちに開催されました。共催者は日本 における樹脂サッシのパイオニアである(株)エクセルシャノンです。
 

 
まず始めに「省エネルギーとユーザーセントリックな居住環境」と題して、東北大学大学 院工学研究科の小林光准教授の基調講演がありました。近年「我慢」によって引き起こさ れる熱中症や寒中症を原因とした家庭内の死亡事故は交通事故死の件数を上回っています。 ユーザーのウエルネス向上に欠かせない室内環境の維持は決して贅沢などではなく、快適 な室内環境の実現が健康の礎となっていることを、貴重なデータを基に解説していただき
ました。今後、創造性や生産性の増進を含む「健康」の定義として結実していきそうです。
 
 

一方、地球温暖化の原因と言われている大気中の二酸化炭素濃度の上昇を抑制することも 社会的な要請であり、持続可能な社会を構築していくためには「健康と省エネルギーの均 衡ある発展」が不可欠であることも指摘されました。

 

続いて北洲総合研究所の石原所長から、竣工時からの環境測定結果を交えながら今年4月 に竣工した次世代型・超高性能住宅「プレミアム・パッシブハウス」が紹介されました。 日本の気候特性への適応を目的とした「設備機器に頼りすぎない健康な暮らしの価値」を、 設計コンセプトや空間構成、建材の選定基準や高性能設備機器の設計など幅広い実務的な 観点から解説していただき、住宅の近未来的な目標が明確になったと思います。

 

室内気候研究所からは「LOHAS住宅に向けた新たな挑戦」と題して、研究開発と普及が 進む潜熱蓄熱内装材「エコナウォール25」の実施事例と環境測定結果の報告をしました。 今回は高断熱・高気密住宅の有用性をさらに進化させるための技術として欠かせない「高 蓄熱」技術の意義と実証的な評価結果について講演しました。高熱容量化により実現され る安定した温湿度環境が健康に及ぼす影響や、日射取得熱や内部発生熱を暖房用途に利用 することで実現される高い省エネルギー性能について解説し、参加者からも新しい蓄熱技 術について高い関心が寄せられたようです。

 

最後にエクセルシャノン社からは現在開発が進む高性能遮熱網戸「パッシブフェンスター」 の提案がありました。日射遮蔽は省エネルギーと夏の室内環境調整にとって不可欠な技術 であり、高性能網戸は日本のライフスタイルにあった商品として今後の普及が期待される ところです。

 

このセミナーは10月25日に札幌、11月22日に福岡、2018年2月、3月に東京と、全国 各地で開催される予定ですので、日本の近未来住宅に欠かせない次世代型の技術に興味の ある工務店・ビルダーの皆様には奮って参加していただき、参加者相互の情報共有が実現 できることを楽しみにしています。
参加ご希望の工務店さんは下記HPより、お問い合わせください。
 

室内気候研究所
主席研究員工学博士 石戸谷 裕二
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2017.09.19 「健康のための室内気候講座」Lesson 24を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 24を追加しました。
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LinkIcon Lesson 24 エネルギーについて考えてみよう。 その1

2017.7.23 千葉市の「住活セミナー」で講演してきました。

千葉good工務店会が主催する住活セミナーで「失敗しない「健康住宅づくり」のために」というテーマの講演をしてきました。大網白里市季美の森にあるS邸を会場としてお借りし、これから住宅づくりを考えているユーザーの皆さんが熱心に聴講してくれました。講演は午前と午後の2部構成で、各60分間のミニセミナーです。



千葉good工務店会に参加している企業は、持ち回りで家づくりセミナーを開催。家づくりの第一歩は、実際に建てられた住宅を見てみることだ、と啓蒙活動を展開しています。セミナーは単なる勉強の場としてだけでなく、参加している工務店のこだわりや思い入れのたっぷり詰まった住宅を見学することで、家づくりのパートナーである工務店の特徴を理解するための絶好の機会です。
ネットや雑誌などの情報では知ることのできない質感やVisual Comfort、風通しや陰影、涼しさや温かさなど温熱環境も体感することができます。



この日も健康住宅づくりでは欠かせない人間の生物学的な特徴を基に、規則正しい生活習慣づくりと室内環境のリズムの因果関係を科学的な知見を基に解説しました。また、最近見直されてきている「良い睡眠」の重要性についても概説し、睡眠の質を高める工夫についても講演しました。



参加者の皆さんもとても熱心に聴講していただき質疑応答の中では、普段はなかなか話題に上りにくい本音トークなどもたくさん出ていました。



一生に一度の大事業である「住宅づくり」。住宅の環境が疾病の原因になる場合も散見される現代の住宅建築。家族が快適で健康的に過ごし、豊かで実りある人生を送るための器(住宅)、設備や機械に頼らないパッシブな暮らしが実現してくれる健康住宅を目指して、一人一人のユーザーさんと専門職の工務店の皆さんが、個性あふれる住宅をつくってくれることを確信して帰路につきました。
 
室内気候研究所
主席研究員工学博士 石戸谷 裕二
■公式HP: http://iwall.jp
■ブログ: http://blog.iwall.jp

2017.07.23 千葉市の「住活セミナー」で講演してきました。

札幌市立大学のサテライトキャンパスで「ウェルネス・ハピネスを高める地域医療 × まちづくり」をテーマに公開講座が開催されました。

世界に冠たるご長寿社会へと急速に変貌を遂げる、現在の日本社会。

病院の「Cure(治療)」技術は病気を治すことが主目的ですが、癒しや幸福感を与える「Care(介助)」を包括した地域医療のあり方について、先駆的な実践者でもある紅谷浩之先生1)から、事例を交えた興味深い講演がありました。

治す医療・戦う医療と癒す医療・支える医療との連携は、病気で苦しむ患者や自立が困難な高齢者に、癒しや幸福感を届けることはできるのでしょうか?

厚生労働省が推進している「地域包括ケアシステム」も「住まい(住宅)」がその中心として想定されており、医療・介護・生活支援などの社会インフラが高齢者の尊厳の保持と自立生活支援を支えるシステムを想定しています。

また、地域包括ケアは医療・介護従事者だけで「ケア」を考える時代から、家族、知り合い、ご近所の方々、コンビニや近隣のグループなども含めた地域住民を巻き込んで「ケア」を考える時代へと変化して行くのかもしれません。

一方で地域包括ケアシステムが住居を中心に実施されるということは、生活や健康を支える住環境が確保されることが前提となります。健康講座でも取り上げましたが、住宅の中で心停止に至り不幸にも命を落とされる方が、年間18,000人もいる状況を少しでも改善して行くことが喫緊の課題でしょう。

核家族化や社会環境の変化によって生じた独居老人世帯は急速な勢いで増加しており、ご近所づきあいなど地域的な人間関係も希薄化している現代社会において、必ずおとずれる「死」といかに向き合うのか?
温熱環境の専門家としてばかりではなく、一人の人間として個人と地域社会との連携のあり方を改めて考えさせられる貴重な講演でした。



(2017.4.2 Y. Ishidoya, Institute of Indoor Climate)
1)医師/オレンジホームケアクリニック代表
  福井県最初の日本在宅医学会専門医

  福井県の名田庄診療所で地域医療の研修を開始する。
  その後、2011年に福井県初の在宅医療専門クリニック「オレンジホームケアクリニック」を
  立ち上げる。
  今後の地域医療の重要性を訴えるべく全国各地へ講演にまわる。
  座右の銘は、” Be Happy!!

2017.1.30 BAU 2017(ミュンヘン)に参加しました。

 2年おきにミュンヘンで開催されるBAU2017(国際建築・建材・建築システム専門見本市)に参加してきました。主催者によると、東京ドーム約4個分に相当 する 18 万 3000 m2の敷地に、世界 41 ヶ国から 2,060 社以上が出展。170 ヶ国以上からおよそ 235,000 人 (ドイツ国外来場者: 60,000 人以上)が来場する欧州最大級の見本市だそうです。

 今回は5度目の参加になりますが、室内気候研究所で研究中のテーマに関連したブースを中心に3日間かけてじっくりと視察、討議をしてきました。特に開口部システムの開発ではサッシュ、外付けブラインド、遮熱素材、全熱交換換気システムなどを視察。今後、有機的なシステム構成を検討する予定です。

 電動ブラインドの展示ではホームオートメーションとの連携が目立ちました。また、熱交換換気システムはダクトレスが主流となっていました。どれも日本の住宅建築に普及して行くことが期待される興味深い内容でした。
(2017.1.30 Y. Ishidoya, Institute of Indoor Climate)
 
 
 

2017.1.6 北洲 プレミアム・パッシブハウスの構造見学会に参加しました。

昨年10月末に着工した「北洲 プレミアム・パッシブハウス(PPH)」の建設現場(仙台市)で、PPH構造見学会とミニセミナーが開催されました。

PPHは省エネ先進国のドイツやスイスの基準を上回る超高性能住宅。
新たに「断熱」「蓄熱」「遮熱」に関する革新的技術を採用して、現在実現できる最高レベルの健康・快適環境を創造しようとするプロジェクトです。

当日はPPHの設計コンセプトに関するセミナーに加えて、無機系断熱材では世界最高の性能を誇るシリカエアロゲル断熱材「SLENTEX®」(BASF社)の施工見学も行われ、多くの来場者が熱心に見学していました。

4月に予定されている完成見学会では、潜熱蓄熱内装材「エコナウォール25」や日射遮蔽アミ戸、外付けブラインドを採用した「Passive Fenster」の発表会も予定されています。

健康的な居住環境を経済的に実現するため、室内気候研究所も環境設計に参画。今後の実証評価では東北大学大学院の小林准教授とも協働して、住環境とエネルギー消費に関する実測調査を実施。結果を随時公表していく予定です。
 
 
 

2016.12.20 「健康のための室内気候講座」Lesson 6を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 6を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 6 「暖房」しても、どうして寒いの?
 

2016.12.08 「健康のための室内気候講座」Lesson 5を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 5を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
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LinkIconLesson 5 住宅に関する不満は「寒さ」が第1位。
 

2016.11.25 「健康のための室内気候講座」Lesson 4を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 4を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
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LinkIconLesson 4 室内気候の変化が、健康生活を作る。
 

2016.11.16 「蓄熱建材シンポジウム」に参加してきました。

今年の9 月23日に設立された蓄熱建材コンソーシアムが主催するシンポジウムが東京大学で開催されました。130人以上と、多くの参加者が集まり講義室2階席に立ち見が出る盛況ぶり。蓄熱建材に対する関心の高さが印象的でした。

このコンソーシアムは、住宅・建築分野における省エネルギーの促進と、温熱環境向上による快適な暮らしに寄与するため、蓄熱建材の性能および効果を正しく予測・評価する方法を確立し、蓄熱建材の普及・発展を推進することを目的として設立。メーカー11社と東京大学、建材試験センターが参加しています。

蓄熱建材の評価方法の確立と、温熱環境のシミュレーションプログラムの開発が鋭意進められており、来年の夏には一定の成果が発表されるようです。

潜熱蓄熱建材の夜明けもいよいよ近づいてきたようです。
 

2016.11.11 「健康のための室内気候講座」Lesson 3を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 3を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconesson 3 生活リズムを維持することの大切さ。
 

2016.10.28 「健康のための室内気候講座」Lesson 2を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 2を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 2 日本人が最も大切にしているのは「健康」。
 

2016.10.22 現場紹介に「K-house(千歳市)」を追加しました。

2016年1月に竣工した「K-house」の実測データをアップしました。

ZEH認証を受けた環境建築と「e-プラスター20」のコラボレーションで、最高の環境性能と省エネルギーが実現されています。

実BEIのさらなる向上と、健康・快適環境の創出を継続して測定していきますので、読者の皆さんと情報の共有ができればと思います。

LinkIconZEHに「e-プラスター」を施工して、快適環境を実現。
 

2016.10.14 「健康のための室内気候講座」Lesson 1を追加しました。

「健康のための室内気候講座」Lesson 1を追加しました。

詳しくはこちらのページでご覧下さい
 ↓
LinkIconLesson 1「快適さ」は、本当に贅沢なのか?
 

2016.10.13 「健康のための室内気候講座」を開始しました。

しばらく更新が途絶え、大変ご心配をかけしました。

今週から室内気候に関わる様々な課題をテーマとした意見表明のページを追加することにしました。できるだけ定期的にアップしていきたいと思いますので、楽しみにしていただければと思います。

また、記事の内容にご意見がございましたら、問い合わせフォームからご連絡ください。できるだけ丁寧にご回答したいと思います。
 
LinkIcon健康のための室内気候講座
 

2015.1.9 原稿「健康長寿社会を支える室内環境」をアップしました。

(社)環境共生住宅推進協議会が発行している機関紙「SYMBIOTIC HOUSING No.44『集まって暮らす』」に、健康と室内環境をテーマにして原稿が掲載されました。


 
LinkIcon健康長寿社会を支える室内環境.pdf
 

2014.7.6. 「第2回蓄熱シンポジウム」のチラシをアップしました。

高断熱・高気密住宅に蓄熱性能を組み合わせた、新規のパッシブ技術が注目を集めています。
「iWall構法(R)」の実施事例を含め、蓄熱研究の最先端情報が発信されます。
奮ってご参加ください。


 
LinkIcon第2回蓄熱シンポチラシ.pdf
 

2014.3.3 「iWall研究会 季報 第3号」をアップしました。

高性能住宅の冬の悩み。その一つが『過昇温と乾燥』です。
これまで、機械換気を行うと室内の乾燥はさけられないもの、と言われてきました。でも、『e−プラスター10/20®』を施工した住宅では、加湿器なしで快適な温・湿度環境が生成されています。湿度を40〜60%に維持するとインフルエンザ菌の増殖も抑制され、快適で健康的な環境で生活できるわけです。
季報第3号では、健康的な住まい情報を実測結果を国際的な環境基準と比較して、冬の乾燥問題を議論しています。是非一度ご覧ください。


 
LinkIcon「iWall研究会 季報 第3号」.pdf (2.3MB)
 

2014.2.17 「e-プラスター10/20®」の施工要領書が完成しました。

21 棟の施工実績をもとに「e-プラスター10/20®」の施工要領書を作成しまし た。基本的な注意事項は、せっこうプラスター中下塗り材(SS プラスター:富 士川建材工業同等品)の施工要領と変ることはありません。
スクエアエッジのプラスターボード下地をできるだけ不陸に施工し、継ぎ目に グラスファイバーメッシュテープを貼付けて下地を作ります。



また、ハンドミキサーで加水混ぜ練りをする際には、水を容器に適量とり少量 ずつ「e-プラスター10/20®」を加えながら、適度な粘度になるまで繰り返しま す。ハンドミキサーの使用限度は、低速回転で3分間です。



取り扱いの注意事項はせっこうプラスターとほぼ同じです。2月から6棟の施 工を予定していますので、現場からの情報を随時アップしてまいります。
 
LinkIcon「e-プラスター10/20®」の施工要領書.pdf(2.4MB)
 

2014.2.1 潜熱蓄熱材「e−プラスター」で安定した温・湿度環境が実現。インフルエンザ菌の増殖予防も期待できそうです。

高断熱・高気密住宅の悩みに冬場の「過乾燥」があり、全国的に暖房時の相対湿度が30%以下になる住宅も、数多く報告されています。
これまで冬期間の低湿度は、乾燥した外気の大量な取り入れにあると言われてきましたが、室内気候研究所では「e−プラスター」を施工した住宅の環境測定を実施して、過乾燥の原因と対策を検討してきました。

室内の相対湿度は人間の健康と密接な関係があることは、経験的にも知られています。「乾燥」が風邪や呼吸器疾患、乾燥肌の原因になるからです。
一般的な乾燥対策は加湿器の使用ですが、器機の選定や使用法を間違えると結露やカビが発生します。各家庭で洗濯物や濡れタオルの配置、植栽の導入など、様々な生活の工夫がなされているようです。また、マスクや保湿クリームの使用なども対処として効果的ですが、原因を解消することはできません。

環境弱者である子供たちの冬の健康管理のためにも、低湿度対策はとても重要です。



竣工現場のページでも紹介した「I-project」の環境測定データから、冬の低湿度対策について考えてみることにします。この住宅では潜熱蓄熱内装材「e−プラスター10」を壁と天井に施工して、躯体に熱と水蒸気を蓄積する機能を持たせています。「e−プラスター」は熱と水分の「デポジットカード」。室内に取り込んだ暖房機や日射、調理、家電製品、人体からの熱と水蒸気を壁にチャージしておき、必要に応じて取り出して利用するパッシブシステムです。

一般的な高断熱・高気密住宅の内装地上げはビニールクロスです。汚れにくく耐久性にも優れていますが、化学製品であるビニールには熱や水分を吸収保持する能力がありません。これが過乾燥の原因の一つと考えられるのです。

石膏プラスターと潜熱蓄熱材PCMを主原料とする「e−プラスター」は、室内の熱を呼吸しながら室温を安定させるだけでなく、入浴や洗濯乾燥、調理などで室内に放出された水蒸気を一時的に吸収。乾燥空気が室内に流れ込んだときに放出して相対湿度の低下を抑制する機能があります。



2012年12月から2013年5月までの環境測定データをまとめてみたところ、薪ストーブを主暖房に使用しているこの住宅の室内温度は19℃から23℃で、しかも非常に安定して推移していることが分かりました。外気温が−10℃にもなる厳寒期に朝まで暖房を停止していても、「e−プラスター」からの放熱で室温が下がりません。

また、加湿器を使用していなくても相対湿度は40%をキープ。壁と天井に施工した「e−プラスター」の保湿効果で、安定した湿度環境が維持されています。小学生と幼児の二人のお子様も、全く風邪を引かなくなったそうです。



既往の研究では、人間の快適性と健康にとって最適な相対湿度の範囲は40〜60%である事が明らかになっています。また、相対湿度が40%以下になると、ウイルスやバクテリアなどが非常に増殖しやすい環境となります。

「e−プラスター」を施工した住宅の測定結果では、壁面の調湿作用で相対湿度が40%以上であり、加湿器にかかる電気料金もフリーで、健康的な環境が維持されます。



「e−プラスター」を施工した住宅と、一般的な高断熱・高気密住宅の室内環境データを比較してみました。いずれも札幌市に建つ住宅で、断熱性能はほぼ同じです。下のグラフは、最寒期である2月の室内環境を示しています。

国際規格であるISOの室内環境基準と比べてみると、ビニールクロスを施工した高断熱住宅では、昼間の室温が30℃近くまで上昇し、またその時の相対湿度は30%を切ることが分かります。人間の活動時間帯では、おおむねISO基準を満足することができていません。

一方、「e−プラスター」を施工した住宅では、測定期間中ほとんどの時間でISO規格の範囲内に温湿度が維持されていました。「e−プラスター」の熱と水蒸気を呼吸する機能が、安定した温湿度生成に寄与した結果と考えられます。快適範囲の環境ではインフルエンザ菌の活動が活性化する相対湿度以上の値が得られていますので、「e−プラスター」の健康維持への機能が期待される訳です。

 

 

2013.12.07 iWall 潜熱技術セミナーが「北海道住宅新聞」に掲載されました。

「塗り壁で木造に RC 並み蓄熱性」 PCM 蓄熱材「e-プラスター」発売
iiWall 研究会が、11 月 22 日(金)に開催した「第 1 回 iWall 蓄熱技術セミナー」が北海道住 宅新聞(2013 年 12 月 5 日号)で紹介されました。快適な室内環境と省エネルギー性能を併せ 持つ iWall 構法の魅力が住宅専門の編集者の目でとらえられています。

 

※画像をクリックするとPDFデータで拡大してご覧頂けます

2013.12.05 iWall 潜熱技術セミナーが北海道住宅通信に掲載されました。

「昼間の蓄熱を夜間に使う」iWall 構法は「熱のデポジットカード」
iWall 研究会が、11 月 22 日(金)に開催した「第 1 回 iWall 蓄熱技術セミナー」が北海道住 宅通信で紹介されました。iWall 構法の魅力と特徴が上手にまとめられています。今後、蓄熱 セミナーを道内はもとより、全国で開催予定です。ご期待ください。

 

※画像をクリックするとPDFデータで拡大してご覧頂けます

013.11.30 iWall 潜熱技術セミナーで「Super Sun Shade(SSS)」を発表しました。

SSS で日射、UV を 90%以上カット。快適な夏の暮らしと省エネを実現。
iWall 研究会は、11 月 22 日(金)に「第 1 回 iWall 蓄熱技術セミナー」を開催。 パッシブ潜熱蓄熱システム「iWall 構法®」に加えて、夏の居住環境改善と省エネルギーを実
現する新商品「Super Sun Shade(SSS)」外付け日射遮蔽装置を発表しました。

 


SSS には日射熱を 90%以上、紫外線 UV を 95%以上カットできる高耐候性不織布を採用。開 口部に外付けするだけで、冷房費を一日 350 円以上節約できます。また、風雨に対する強度 も十分。実証実験では、2 度の台風時にも破損することはありませんでした。
 


北海道にある実証実験施設での実測では、夜間外気冷房との組み合わせで昼間の最高室温を 10°C抑制。エアコン冷房なしでも、日平均室温は夏の快適範囲を維持できる事が実証されまし た。年々厳しくなる夏の厚さ対策。新規技術による日射遮蔽で、室内環境改善と省エネルギー 効果が実現できます。
 


SSS は日射遮蔽効果に加えて、可視光領域の直射光を拡散光へと変換。室内の照度を確保しな がら、暑さの原因を屋外でシャットアウトします。また、室内への UV 侵入を阻止できますの で、家具や什器の変色を抑制する効果も期待できます。
 


SSS は、独自の巻き上げ式機構で出し入れも簡単。日射遮蔽をしたいときには簡単に設置。強 風や雨の日には、軒下の収納部へと容易に巻き取ることができます。製品は、900mm 巾と 1,650 巾の 2 種類が選択可能。巻き取り長さは、発注時に指定が可能です。
 

エアコンに頼らない、パッシブな夏の暮らしをサポートする SSS。ヒートアイランド現象や熱 中症対策の切り札として、是非ご検討ください。
(写真提供:フーム空間計画工房)

2013.10.25 iWall 潜熱技術セミナーの開催告知

「潜熱蓄熱でかわる、高断熱・高気密住宅の未来」を開催します。


iWall 研究会は、2013 年 11 月 22 日(金)に「第 1 回 iWall 蓄熱技術セミナー」を札幌市で 開催いたします。高断熱・高気密住宅が普及した現代だからこそ可能になる、新たな省エネル ギー手法「iWall®」。潜熱蓄熱を応用した iWall 構法の特徴を、施工現場の環境測定結果から解 説。潜熱蓄熱内装材「e-プラスター®」の施工プレゼンテーションも実施いたします。ふるっ てご参加ください。
 

2013.10.09 新住協・胆振支部の 10 月移動例会に参加しました。

NPO 法人  新木造技術研究協議会(通称:新住協)胆振支部の10月移動例会 に参加して、パッシブソーラハウス「iWall®」構法の研究報告をしました。定期 的に開催されている例会に参加された皆さんは、20 年以上にも亘って住宅性能 の向上を研究されてきた、いわばプロの技術者集団。高断熱・高気密技術はも ちろん、他にも突出した研究成果を上げてきた方々です。



今回のテーマは、「断熱か?蓄熱か?」。超高断熱技術、高効率住宅設備の開 発、太陽光発電、燃料電池をはじめとした創エネルギーなど、新規の技術開発 が進む中で近未来の住宅環境とエネルギー利用のあり方が問われる時代になり ました。ユーザにとって本当に必要な技術のベストミックスは何か?技術者の 技量が問われる重要な課題です。

今回の研究会では、これまでに「iWall 構法」を採用して建築された 21 棟の住
宅の中から3つの住宅を選び、通年で実施された環境測定とエネルギー消費の データを紹介しました。安定した温湿度の維持、太陽熱の暖房利用に関する有 効性などについて、優秀な技術者の皆さんと意見交換することができました。 みなさん、本当にありがとうございました。
 

2013.10.6 潜熱蓄熱材「e-プラスター®」が新聞で紹介されました。

「断熱か?蓄熱か?」近未来の住環境を読み解く。

2013 年9月 27 日(金)発刊の「北海道建設新聞」に、室内気候研究所が開発した潜熱蓄熱 材「e-プラスター®」が紹介されました。
 

「北国の冬の生活が、豊かで誇りあるものであるために」との目標を掲げ、高断熱・高気密住 宅の研究がスタートして 30 年あまりが経過。この間、断熱による室温の形成とともに住宅の 内部からは「寒さ」が取り除かれ、気密化によってすきま風は解消されました。新鮮空気をど こから取り入れ、汚染空気をどこから排出するかという「計画換気」が実現したのです。

 
 

一方、住宅の熱性能を表す一つの指標にしか過ぎなかった q 値(熱損失係数)や c 値(隙間相当面積)が一人歩きを始め、当初掲げていたユーザーにとっての高断熱・高気密化の意味が、 いつのまにか忘れ去られようとしています。いまや、低い q 値が居住性能を決定する絶対的な 尺度であるかのようです。つまり、地球温暖化防止という社会背景を根拠に、住宅建築の目標 がエネルギー問題へと変化してしまったのです。熱損失量を抑制するための断熱技術。エネル ギー効率を高めた高性能器機の開発。太陽光発電を利用した住宅でのエネルギー生産。一つ一 つの技術は高度化して入るものの、合成の誤謬とでもいうべき異様な住宅が散見されるように なってきました。

 

断熱と蓄熱は、古来から積雪寒冷地に生活してきた多くの先人が作り上げてきた生活の知恵で す。冬の持つ魅力をどうやって自然から切り出していくのか。これからの建築技術のパラダイ ムを大きく変化させていく「蓄熱」という新たな価値に注目が集まっています。

 

2013.9,27(Fri) 「北海道建設新聞」掲載記事
青字をクリックすると記事画像を見ることができます。

 

2013.9.8 室内気候研究所の潜熱蓄熱(PCM)学術研究論文を公開しました。

 潜熱蓄熱(PCM)内装材「e-プラスター」で熱損失係数が低下
2012 年の日本建築学会(東海)で発表した e-プラスターの研究論文を公開します。木造住宅 の断熱性能を強化することなく、「e-プラスター」の施工で蓄熱性能を高めると等価的な熱損 失係数が減少することを、通年の環境測定で実証しました。 パッシブソーラーハウスの性能は、室内の熱容量が大切な鍵をにぎります。2013 年、住宅に 適用される新省エネ基準でも、熱容量の省エネルギー効果を評価することになります。コンク リートより6倍も高性能な「e-プラスター」の蓄熱性能。この論文では「e-プラスター」の 建築環境工学的な評価方法について論述しています。
 
 
 

2013.8.27 施工現場の紹介に『I-project』を追加しました。

薪ストーブ1台で快適な環境と 40%の省エネルギーを実現~I-project~
「e-プラスター10」で安定した冬の温湿度環境を創出 伐採材や建築廃材を燃料に薪ストーブの暖房エネルギー使用量を灯油換算で 40%削減 加湿器なしで冬期間の室内相対湿度を 40%以上に維持
 
 

2013.8.20 施工現場の紹介に『H-project』を追加しました。

日射熱と内部取得熱で60%の省エネルギーを実現 ~H-project~
「e-プラスター20」を施工したパッシブソーラーハウスの省エネ性能を実測で確認 潜熱蓄熱効果で年間を通して快適な室内環境を創出
 
 
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